1. 河川・水路関連工事
暗渠化工事:開渠(水路)をふたして地上利用や安全確保を行う。
河川横断部での水の流れを地下に通すための構造。
洪水時の流量確保のためのバイパス水路。
2. 道路関連工事
道路横断用排水施設:道路の下を水路が通る箇所にBOXカルバートを設置。
アンダーパス(車道・歩道・自転車道)用。
高速道路や主要道の立体交差部での地下通路。
3. 鉄道関連工事
線路下をくぐる横断排水路。
駅周辺の地下連絡通路(小規模な場合)。
4. 雨水・下水道関連工事
雨水幹線や下水道幹線の一部として使用。
都市型水害対策の地下貯留施設の流入口や連絡渠。
5. その他インフラ関連
空港や港湾施設の排水路。
工業団地造成時の地下配管スペース(ケーブル・管路兼用の場合あり)。
据付工 |
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製品の搬入:工場で製造されたプレキャスト製品を、大型トラックなどで現場に運び込みます。 クレーンによる吊り上げ:製品の重量や形状に合わせて、適切なクレーンを選定し、製品を吊り上げます。 据付:クレーンで吊り上げた製品を、事前に造られた基礎の上に正確に配置します。この際、製品の位置や高さ、水平を微調整し、設計通りの精度を確保します。 接合・固定:製品同士をボルトや鋼棒、で緊張をして一体化させます。この工程が、構造物の安定性や耐久性を左右します。 |
仕上げ工 |
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目地処理:製品間の隙間にコーキング材や止水材などを充填し、水の浸入を防ぎます。 |
安全管理と留意点 |
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プレキャスト製品の据付工事は、重量物の取り扱いを伴うため、特に「安全管理」が重要です。 玉掛け作業:クレーンで製品を吊り上げる際のロープやワイヤーの掛け方(玉掛け)は、専門の資格を持った作業員が行います。不適切な玉掛けは、製品の落下事故につながるため、細心の注意が必要です。 クレーンオペレーターとの連携:クレーンを操作するオペレーターと、地上で作業を行う玉掛け作業員との間の連携が不可欠です。合図を明確にし、事故を防ぎます。 作業半径内の立入禁止:クレーンの旋回範囲や吊り荷の下には、作業員以外の立ち入りを厳重に制限します。 |
プレキャスト製品の据付工事は、これらの工程と安全対策を確実に実施することで、高品質かつ効率的な施工が実現します。